西原町は琉球王朝時代首里王府の直轄領でした。王朝の中心である首里から北の方向に位置する地方と言う意味でニシと呼ばれていました。北のことを琉球の方言ではニシと発音するからです。それに漢字が当て字されて西原となりました。西原は間違った当て字が原因で生まれた名前ともいえます。
明治41年の特別町村制の施行より西原村となり、昭和54年に西原町に移行しました。
昭和20年の沖縄戦では住民の約半数が犠牲となる悲劇にも見まわれました。
産業は、キビ作、亜熱帯果樹栽培、花卉(かき)栽培等の農業の他に商工業も盛んで県内有数の工業集積率、出荷額を誇っています。教育は、幼児教育から大学教育までの一貫した教育施設に恵まれています。人口は、戦前・戦後を通じて1万人前後で推移しましたが、平成19年1月末現在、33,946人となりました。